午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利一時1.585%と16年半ぶり高水準


 26日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続落した。日銀の追加利上げ観測が広がり、円債相場の重荷となった。

 前日の米国市場で、米長期金利は4.31%に低下(債券価格は上昇)した。3月の米消費者信頼感指数が前月比で低下し、4年ぶりの低水準となった。米国景気の先行き懸念が広がるなか、安全資産とされる米国債に買いが入った。

 国内では年度末に差し掛かり、国内の機関投資家は積極的な売買を手控えようとする局面にある。こうしたなかで日銀が早期に追加利上げに踏み切るとの思惑から、先物売りがかさんだ。日銀の植田和男総裁は26日、衆院財務金融委員会で「通貨及び金融の調節に関する報告書」(半期報告)の概要について説明。この際に物価見通しについて、上振れと下振れの両サイドのリスクがあるとの認識を示した。

 先物6月限は前営業日比7銭安の137円41銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高い1.580%で推移。一時1.585%と、2008年10月以来、およそ16年半ぶりの高水準をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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