午後:債券サマリー 先物は横ばい、40年債入札結果は順調も買い続かず


 27日の債券市場で、先物中心限月6月限は横ばい。この日に財務省が実施した40年債入札は順調な結果となったが、年度末が迫っていることから積極的には動きにくく買いは続かなかった。

 前日まで5日続落していた債券先物は、値ごろ感が意識されるなか買い優勢でスタートした。また、トランプ米大統領が26日に輸入自動車への関税を発表し、世界景気の減速懸念が広がったことも安全資産とされる債券が選好される要因となった。午後に入ると、40年債入札の結果を受けた買いが流入。応札倍率は2.92倍と前回(1月21日)の2.75倍を上回り、投資家の旺盛な需要が確認できたことが安心感を誘うかたちで先物は一時137円58銭まで上伸した。ただ、年度末を控えて買い手が少ないうえ、日銀の追加利上げ観測が依然としてくすぶっていることが重荷。一時低下していた米長期金利が時間外取引で4.35%に上昇したことも影響し、137円33銭まで下押す場面があった。

 先物6月限の終値は、前日終値と同じ137円39銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.010%上昇の1.590%と16年5カ月ぶりの高水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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