28日の米株式市場の概況、NYダウ715ドル安 関税発動によるインフレ警戒で


 28日の米株式市場では、NYダウが前日比715.80ドル安の4万1583.90ドルと大幅に3日続落した。2月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除いたコアが前月比0.4%上昇した。伸び率は市場予想を上回った。また、3月のミシガン大消費者態度指数の確報値では、インフレ予想が上方修正された。米国政府の関税発動によるインフレ高進シナリオが警戒され、投資家のリスク許容度が下向いた。

 ナイキ<NKE>やボーイング<BA>、キャタピラー<CAT>が売られ、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やウォルト・ディズニー<DIS>が軟調推移。オラクル<ORCL>が値を下げ、オックスフォード・インダストリーズ<OXM>が急落し、ウルフスピード<WOLF>が安い。一方、メルク<MRK>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>がしっかり。W.R.バークレー<WRB>が大幅高となった。
 
 ナスダック総合株価指数は481.042ポイント安の1万7322.991と大幅に3日続落。アルファベット<GOOG>やテスラ<TSLA>、メタ・プラットフォームズ<META>が下値を探り、エヌビディア<NVDA>が冴えない展開。アップル<AAPL>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が株価水準を切り下げ、ルルレモン・アスレティカ<LULU>が大幅安となった。半面、アメリカン・エレクトリック・パワー<AEP>やブレイズ<BRZE>が堅調だった。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。