東京株式(前引け)=反発、米関税を警戒も目先リバウンド狙いの買い


 1日前引けの日経平均株価は前営業日比208円03銭高の3万5825円59銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億4351万株、売買代金概算は1兆8042億円。値上がり銘柄数は1115、対して値下がり銘柄数は461、変わらずは59銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日までの急落の反動で自律反発に転じた。前日の米国株市場でNYダウが400ドルを超える上昇をみせるなど目先底入れの動きを示したことで、これに追随する形で買い戻しを誘発した。しかし、前日までの3営業日で日経平均は2400円あまりも水準を切り下げていることを考えると、きょう前場の戻りは限定的で、特に大型主力の上値の重さが目立つ。朝方に3万6000円台に乗せる場面もあったが、その後は押し返される格好となった。米国の相互関税の詳細発表を目前に商いも低調で前引け時点で売買代金は1兆8000億円強にとどまっている。

 個別では売買代金首位となったディスコ<6146.T>がしっかり、野村総合研究所<4307.T>が値を飛ばし、フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>も上昇した。任天堂<7974.T>も頑強な値動き。エイチ・アイ・エス<9603.T>が値上がり率トップに買われ、日本調剤<3341.T>、オープンハウスグループ<3288.T>、サンケン電気<6707.T>なども大幅高。半面、売買代金2位に入ったアドバンテスト<6857.T>は下値模索が続き、フジクラ<5803.T>も冴えない。川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>なども軟調。サンリオ<8136.T>が下値模索の展開となっている。新光電気工業<6967.T>が前日に続き急落、ドリームインキュベータ<4310.T>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS


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