<注目銘柄>=セガサミー、有力IPとしての「ソニック」を再評価


 セガサミーホールディングス<6460.T>は、2月7日に年初来高値3361円をつけたあと調整しているが、IPとしての「ソニック」の成長性を考慮すると更なる上値での評価があっても良いだろう。

 「ソニック」のトランスメディア戦略が順調に進捗している点に注目したい。米国で昨年12月20日に公開(日本での公開は12月27日)された映画「ソニック×シャドウ TOKYO MISSION」は全世界での興行収入が4億9000万ドルを突破し、早くも次回作の制作が決定した。また昨年10月に発売されたゲームソフト「ソニック×シャドウ ジェネレーションズ」も世界累計販売本数が1月時点で200万本を突破した。シリーズの新作レーシングゲーム「ソニックレーシング クロスワールド」(発売日未定)も控えており、IPとしての「ソニック」の価値は更に高まりそうだ。

 同社では25年3月期第3四半期決算時に通期業績予想を修正し、営業利益を450億円から460億円(前の期比20.5%減)へ引き上げた。新作ゲームの「Football Manager 25」の開発中止やF2P新作2タイトルの投入の遅れ、遊技機事業における主力タイトルの投入時期後ずれなどで減益を見込む一方、主にエンタテインメントコンテンツ事業においてコンシューマ分野及び映像分野が好調に推移していることから、予想を引き上げた。26年3月期は2月に発売した「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」の寄与や延期した遊技機の貢献も期待できる。調査機関によっては営業利益700億円強を見込むところもある。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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