午前:債券サマリー 先物は大幅続伸、世界景気の減速懸念から安全資産需要高まる


 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅続伸。トランプ米政権が相互関税の詳細を発表し、世界的な景気減速懸念が強まるなか安全資産とされる債券が選好された。

 トランプ米大統領は2日、貿易相手国と同水準まで関税率を引き上げる「相互関税」の詳細を公表。各国に一律10%の関税をかけたうえで、一部の国・地域に対しては更に高い税率(日本24%、中国34%、EU20%など)を課すとしている。市場では想定よりも厳しい内容と受け止める向きが多く、投資家がリスクを回避する動きが活発化。日経平均株価が大幅安となった半面、債券先物は朝方に140円00銭まで上伸する場面があった。ただ、この日に財務省が実施する10年債入札への警戒感もあり、買い一巡後は上値が重くなった。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比86銭高の139円44銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.340%と約1カ月ぶりの低水準をつけ、その後は前日比0.075%低い1.390%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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