7日の米株式市場の概況、NYダウ349ドル安 関税巡る情報で乱高下


 7日の米株式市場では、NYダウが前週末比349.26ドル安の3万7965.60ドルと3日続落。日中の高安値幅は2595ドルに上るなど乱高下した。トランプ米政権の関税策が世界景気を後退させるとの警戒感から下げ幅は一時1700ドルを超えた。取引時間中にトランプ大統領が中国を除くすべての国への関税を90日間停止することを検討していると一部で報じられた。これがショートカバーを誘発し、上げ幅は一時900ドルに迫った。しかし、フェイクニュースだとホワイトハウスが否定すると、再び売り直しの展開となった。トランプ大統領が、中国が報告関税を取り下げなければ追加で50%の関税を課す方針を示したことは投資家心理を委縮させる要因となった。

 ホーム・デポ<HD>やトラベラーズ<TRV>が値を下げ、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>やコカ・コーラ<KO>が軟調推移。シェブロン<CVX>やキャタピラー<CAT>、イーライ・リリー<LLY>が冴えない展開だった。半面、JPモルガン・チェース<JPM>やボーイング<BA>がしっかり。DHTホールディングス<DHT>やティーケイ・タンカーズ<TNK>が買われ、USスチール<X>が急伸。RH<RH>やインターナショナル・シーウェイズ<INSW>が大幅高となった。

 ナスダック総合株価指数は15.476ポイント高の1万5603.262と反発した。エヌビディア<NVDA>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>が堅調推移。ブロードコム<AVGO>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>、パランティア・テクノロジーズ<PLTR>が上伸し、ファイブ・ビロウ<FIVE>が大きく株価水準を切り上げた。一方、アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が下値を探り、メタネックス<MEOH>が急落。V.F.<VFC>が安い。

出所:MINKABU PRESS


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