<注目銘柄>=IBJ、結婚相談所利用者が増加中


 IBJ<6071.T>は、好業績期待から見直し余地は大きい。

 同社は婚活サービス大手で、直営結婚相談所のほか相談所連携事業、婚活アプリなどを展開している。近年、婚活に結婚相談所を利用する人が増加しているほか、婚活支援に取り組む自治体も増加し、少子化対策=婚活支援の認識が広がっている。これが追い風となっており、24年12月期の主要KPI(重要業績評価指標)はIBJ結婚相談所数が4502店(前の期比9.1%増)、IBJ結婚相談所の新規入会者数が6万4305人(同25.2%増)と好調に推移。連結営業利益は25億7900万円(同15.6%増)と2ケタ増益となった。

 25年12月期は営業利益31億2400万円(前期比21.1%増)と連続最高益更新を見込む。引き続き結婚相談所の利用者数増加が見込まれる市場環境のなか、加盟店事業における一部商材の値上げやパーティーにおけるサービス内容の改革による新規顧客の獲得などが寄与する見通し。また、前期に同業のオーネットが同社のネットワークに加盟したことで市場シェアの拡大による効果なども引き続き期待できる。業績達成の確度は高そうだ。

 更に、会社側は24年12月期決算の発表と同時に、中期経営計画の目標である27年12月期の営業利益予想を35億円から40億円に引き上げた。オーネットとの協業や各事業間での送客シナジーにより利益率が拡大傾向にあることなどが要因とされるが、足もとの状況から達成は十分可能だろう。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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