第一生命HDやT&Dが大幅安、超長期金利急上昇もマーケット環境の不透明感意識◇


 第一生命ホールディングス<8750.T>やT&Dホールディングス<8795.T>といった生保株が大幅安となっている。9日の円債市場では、20年債や30年債といった超長期金利が急上昇(債券価格は急落)している。時間外取引において米金利の利回り曲線(イールドカーブ)は、傾きが急となるスティープ化が顕著となっており、その影響が円債相場にも波及。超長期金利に強い押し上げ効果をもたらしたようだ。超長期債は生保が主なプレイヤーとされている。超長期金利が緩やかに上昇する際には、運用利回りの拡大による業績押し上げ効果が期待されるものの、こうした見方をもとに生保株に買い向かう姿勢は限られている。むしろ、急速な金利上昇による金融システムへの悪影響や、マーケット環境が一段と混乱するリスクが懸念される格好となり、全体相場に連れる形で生保株に下押し圧力が掛かっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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