午前:債券サマリー 先物急反発、超長期債売られ長期金利は一時1.285%に上昇


 9日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は急反発した。米国の相互関税が同日中に発動する予定であるほか、トランプ政権が中国に対し合計104%の関税を課す方針も伝わった。世界経済に対するダメージが警戒されるなかで、安全資産とされる国債の買い需要が拡大した。

 日銀は9日、「残存期間1年超3年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」を対象とする3本の定例の国債買い入れオペを通告した。オファー額は3月31日に示した予定額と同額となった。円債市場では先物価格は上昇したものの、超長期の20年債や30年債への売り圧力が高まった。先物も午前の取引終了後にかけて上げ幅を縮小する展開となった。

 先物6月限は前営業日比36銭高の141円40銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント高い1.280%で推移。この日は1.250%に低下した後、上昇に転じて一時1.285%をつけた。

出所:MINKABU PRESS


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