外為サマリー:一時145円10銭台に軟化、低リスク通貨とされる円買い優勢


 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円41銭前後と前日の午後5時時点に比べて2円00銭弱のドル安・円高となっている。

 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円27銭前後と前日に比べ1円60銭弱のドル安・円高で取引を終えた。米ホワイトハウス報道官が「中国に対する104%の関税を9日に発動させる」と述べたことなどが影響し、リスクオフのドル売り・円買いで一時145円90銭台に軟化した。

 きょうはトランプ政権が相互関税の第2弾として国・地域別の上乗せ関税を発動する予定で、この日の東京市場でも低リスク通貨とされる円に買いが入りやすくなっている。日経平均株価が急反落するなか、ドル円相場は午前9時40分すぎに145円14銭まで下押す場面があった。なお、日銀の植田和男総裁は9日の衆院財務金融委員会で、米国の関税政策を受けて内外の経済・物価を巡る不確実性が高まったとし、政府と緊密に連携して市場や国内の経済・物価への影響を十分注視し、適切に政策判断していく考えを示した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1015ドル前後と前日に比べて0.0090ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=160円17銭前後と同80銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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