米外為市場サマリー:米中摩擦激化が警戒され一時144円00銭台に軟化


 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円45銭前後と前日と比べて3円30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円80銭前後と同10銭弱のユーロ安・円高だった。

 トランプ米大統領が9日に一部の国や地域に対する上乗せ関税を90日間停止することを表明し、米国の関税強化が世界経済を下押しするとの過度な警戒感は薄れたが、米中貿易摩擦の激化懸念が根強いことからドルを売って低リスク通貨とされる円を買う動きが再び強まった。トランプ米大統領は9日に対中関税を125%に引き上げる方針を示していたが、米ホワイトハウスは10日、中国に対する追加関税の税率が合計で145%になると発表。中国は10日に米国の輸入品に84%の関税を発動しており、米中の対立が深まることが懸念された。この日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したこともドル売りに拍車をかけ、ドル円相場は一時144円02銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1201ドル前後と前日に比べて0.0250ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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