午前:債券サマリー 先物は急反発、リスク回避姿勢続く 長期金利1.345%で推移


 11日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は急反発した。米国の関税政策が世界経済にダメージをもたらすとの警戒感は根強く、前日の米国市場で主要株価指数は急反落した。米国の債券価格も下落(金利は上昇)した。米国での不安定なマーケット環境が改めて意識されるなか、投資家のリスク許容度が低下し、円債の買い需要が拡大した。

 ホワイトハウスは中国の輸入品に対する関税が125%ではなく、145%だと明らかにした。対中強硬姿勢が鮮明となるなか、NYダウは10日に一時2000ドルを超す下落となった。米債券市場では30年債入札が好調な結果となり、一定の安心感をもたらしたものの、米国債に買い向かう姿勢は広がらず軟化し、米長期金利は上昇した。一方、円債市場で先物6月限は一時141円11銭まで買われた。

 先物6月限は前営業日比60銭高の140円88銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は1.345%で推移。時間外取引で米長期金利に上昇圧力が掛かったことなどを背景に、一時1.365%まで水準が切りあがる場面があった。

出所:MINKABU PRESS


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