大有機が反発、ArFレジスト用原料回復し第1四半期営業利益は2.4倍


 大阪有機化学工業<4187.T>が反発している。前週末11日の取引終了後に発表した第1四半期(24年12月~25年2月)連結決算で、売上高85億1600万円(前年同期比20.5%増)、営業利益13億6500万円(同2.4倍)、純利益10億3500万円(同71.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。

 化成品、電子材料、機能化学品の各事業で前年同四半期に比べ売上高が増加した。特に電子材料事業で主力であるArFレジスト用原料の回復傾向が継続したほか、化成品でディスプレー用粘着剤向けや、UVインクジェット用インク向けが伸長し業績を牽引。また、減価償却費が減少したことも寄与した。

 なお、25年11月期通期業績予想は、売上高340億円(前期比4.0%増)、営業利益50億円(同8.5%増)、純利益35億円(同13.5%減)の従来見通しを据え置いている。

 同時に、米国における特殊アクリル酸エステル類の販売の強化に向け、新中村化学工業(和歌山県和歌山市)と合弁会社を設立すると発表した。新会社は25年下期に設立する予定で、25年11月期業績への影響は軽微としている。

出所:MINKABU PRESS


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