米外為市場サマリー:143円20銭台に上伸するも日米貿易協議控え上値重い


 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円21銭前後と前日と比べて15銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円57銭前後と同80銭弱のユーロ安・円高だった。

 この日に発表された3月の米輸入物価指数は前月比0.1%の下落となったほか、4月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス8.1と市場予想ほど悪化しなかった。インフレや景気に対する過度な懸念が後退するなか、ニューヨーク市場のドル円相場は一時143円27銭まで上伸した。ただ、関税を巡る日米閣僚協議が17日から始まることから積極的には動きにくく上値は限定的だった。一方、ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表した4月の期待指数が悪化したことに加え、一部で「欧州連合(EU)は今週、米国と貿易交渉を行ったが、意見の相違を埋められず、ほとんど進展は得られなかった」と報じられたことが影響し、ユーロが対ドルや対円で軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1282ドル前後と前日に比べて0.0070ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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