15日の米株式市場の概況、NYダウ155ドル安 関税政策巡る警戒感が続く


 15日の米株式市場では、NYダウが前日比155.83ドル安の4万0368.96ドルと3日ぶりに反落した。好決算を発表した米銀大手の一角が買われた一方で、米国とEU(欧州連合)による貿易交渉は進展がなく、引き続きトランプ米政権の関税政策が世界景気を後退させるとの警戒感が株式相場の重荷となった。中国当局が国内の航空会社にボーイング<BA>の航空機の購入停止を要請したと伝わったことも、投資家心理を冷やす要因となった。エヌビディア<NVDA>はAI半導体「H20」に関し、対中輸出規制の対象となったと発表。同社株は時間外取引で急落している。

 15日の日中取引では、ボーイングが下落し、キャタピラー<CAT>やメルク<MRK>が軟調推移。ゼネラル・モーターズ<GM>やフォード・モーター<F>が値を下げ、コティ<COTY>とアルバートソンズ・カンパニー<ACI>が急落した。一方、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が値を上げ、バンク・オブ・アメリカ<BAC>とシティグループ<C>がしっかり。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ<HPE>が大きく株価水準を切り上げた。

 ナスダック総合株価指数は8.316ポイント安の1万6823.168と3日ぶりに小反落した。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やメタ・プラットフォームズ<META>、アルファベット<GOOG>が売られ、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>が冴えない展開。アレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が下値を探り、アプライド・デジタル<APLD>やウィブル<BULL>が大幅安となった。半面、テスラ<TSLA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が堅調推移。プレシジョン・バイオサイエンシズ<DTIL>とロケット・ラボUSA<RKLB>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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