<動意株・18日>(前引け)=オンコリス、エコモット、ABEJA


 オンコリスバイオファーマ<4588.T>=上値追い。腫瘍溶解ウイルスを活用したがん治療薬や重症ウイルス感染症治療薬などを主力展開する創薬ベンチャーで、ここバイオ関連株に動意する銘柄が相次ぐなか、同社株にも物色人気が波及していた。そうしたなか、17日取引終了後、再生医療等製品製造販売業者の業許可を取得したことを発表、これを材料視する買いを引き寄せている。会社側ではこれによる業績面での影響は軽微としながらも、本許可の取得は製品販売収入が持続的に得られる製薬会社型事業モデルを具体化するための重要なマイルストーンに位置付けている。なお、株式需給面では4月に入り信用買い残の整理が進捗しており、その分上値が軽くなっている。

 エコモット<3987.T>=切り返し急。今週15日にマドを開けてストップ高に買われた後利食われ前日まで2日続落となっていたが、改めて買い直される展開に。IoTソリューションの企画やこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発などを行うが、17日取引終了後、同社の看板技術の一つである配筋検査ARシステム「BAIAS」が国土交通省からNETIS(新技術情報提供システム)の活用促進技術に選定されたことを発表、これが株価を刺激する材料となった。会社側ではこれに伴い今後、公共工事での活用促進と活用者へのインセンティブ付与によって更なる普及が期待されるとしている。

 ABEJA<5574.T>=物色人気。同社は独自開発のAIプラットフォームを活用し企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを支援する事業を展開しており、足もとの業績はLLM(大規模言語モデル)案件が増勢となるなかで好調な伸びを示している。そうしたなか、17日取引終了後に7Bの小型LLM「ABEJA Qwen2.5―7B Model」が同規模LLMにおける最高水準の精度に到達したことを発表した。また、LLMを用いた小型リーズニングモデル「ABEJA QwQ―32B Reasoning Model」を開発し、汎用的な言語性能を評価するベンチマークである「MTBench」において米オープンAIの「GPT―4o」の性能を上回ったと発表している。これを材料視する形で上値を見込んだ投資資金が流入している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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