午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利1.285%で横ばい


 21日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。米関税政策の不透明感から買い先行で始まったものの、寄り付き直後に141円44銭をつけたあとは失速した。

 市場参加者の関心は週内の開催が見込まれている日米財務相会合に集中している。トランプ米大統領は20日午後(日本時間21日午前)、自身のSNSに非関税貿易障壁のごまかし(NON-TARIFF CHEATING)と題した投稿を行い、為替操作をトップに挙げた。米政権が日本に円安・ドル高の是正を要求するとの思惑とともに、米国が日銀に利上げ姿勢を堅持するよう求めてくる可能性が意識されているもよう。また、トランプ氏が17日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任に言及したことでドル資産の信任が低下するなか、この日の時間外取引で米長期金利が上昇したことも国内債の重荷となった。加えて、財務省があす22日に予定する流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)に対する警戒感もあり、債券先物は午後1時30分ごろに140円90銭まで下押す場面があった。

 先物6月限の終値は、前週末比12銭安の140円96銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末と同じ1.285%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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