午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安の流れを引き継ぐ


 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。米連邦準備理事会(FRB)の独立性が懸念されるなか、前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及した。

 トランプ米大統領は21日、SNSに「FRB議長が今すぐ利下げに動かなければ米経済は減速する可能性がある」と投稿した。17日には「パウエル議長を一刻も早く解任すべきだ」と批判しており、FRBの独立性を脅かすトランプ氏の言動が米国資産離れにつながっている。21日の米市場で主要株価指数が大きく下落し、長期債にも売りが広がったことから東京市場の債券先物も軟調にスタート。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、きょう財務省が実施する流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)に対する警戒感から前引け前には再び売りが膨らみ一時140円48銭まで下押した。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比41銭安の140円55銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.040%高い1.325%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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