21日の米株式市場の概況、NYダウ一時1300ドル超す下落 米大統領がFRBに利下げ要求


 21日の米株式市場では、NYダウが前営業日となる17日の終値と比べ971.82ドル安の3万8170.41ドルと大幅に4日続落した。トランプ米大統領がこの日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に対する批判を続け、予防的な利下げに踏み切るべきだと主張した。政治サイドからの中央銀行への圧力が強まれば、金融政策の不確実性が高まるとの受け止めが広がり、米国資産への売り圧力が強まった。株とドル、国債がそろって売られるトリプル安となるなか、NYダウの下げ幅は一時1300ドルを超えた。

 セールスフォース<CRM>とユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が下値を探り、キャタピラー<CAT>とアメリカン・エキスプレス<AXP>、スリーエム<MMM>が株価水準を切り下げたほか、ディックス・スポーティング・グッズ<DKS>が売りを浴びた。半面、ナイキ<NKE>が底堅く、キャピタル・ワン・ファイナンシャル<COF>とディスカバー・ファイナンシャル・サービス<DFS>が堅調に推移した。

 ナスダック総合株価指数は415.547ポイント安の1万5870.901と4日続落した。テスラ<TSLA>とエヌビディア<NVDA>が大幅安。メタ・プラットフォームズ<META>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が売られ、マイクロソフト<MSFT>とアルファベット<GOOG>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が軟調に推移した。一方、ネットフリックス<NFLX>とマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>、ルルレモン・アスレティカ<LULU>が上伸した。

出所:MINKABU PRESS


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