23日の米株式市場の概況、NYダウ419ドル高 対中強硬姿勢の緩和期待で


 23日の米株式市場では、NYダウが前日比419.59ドル高の3万9606.57ドルと続伸した。トランプ米大統領が中国への関税に関し、145%から大幅に引き下げる可能性があるとの見方を示し、更に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは同日、対中関税は全体的には50~65%の間に低下する可能性があると伝えた。また、トランプ大統領は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する意図はないと表明。これを受けて買い戻しが入り、NYダウは一時1100ドルを超す上昇となった。その後ベッセント米財務長官が、トランプ大統領は一方的な形で中国への関税引き下げの提案を行っていないと述べたと伝わり、関税政策を巡る不透明感が意識された。NYダウは一時4万ドル台に乗せたものの、上げ幅を縮小し終値での大台回復には至らなかった。

 ボーイング<BA>が急伸し、JPモルガン・チェース<JPM>やアメリカン・エキスプレス<AXP>が堅調推移。GEベルノバ<GEV>が買われ、バーティブ・ホールディングス<VRT>が大幅高となった。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が冴えない展開。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が下値を探った。

 ナスダック総合株価指数は407.632ポイント高の1万6708.050と続伸。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やエヌビディア<NVDA>、メタ・プラットフォームズ<META>が買われ、テスラ<TSLA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が株価水準を大きく切り上げた。一方、ファースト・ソーラー<FSLR>とベーカー・ヒューズ<BKR>が売りを浴びた。

出所:MINKABU PRESS


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