25日の株式相場見通し=大幅続伸、米株高に追随しリスク選好の地合い継続


 25日の東京株式市場は主力株中心に買い戻しが続き、日経平均株価は3日続伸となりそうだ。3万5000円台後半まで水準を切り上げる場面も考えられる。前日は買い優勢だったものの3万5000円大台近辺での戻り売り圧力が表面化し、上値の重さも意識された。しかし、きょうは上値抵抗ラインであった25日移動平均線を大きく上に抜ける公算が大きい。前日は欧州株市場がほぼ全面高に買われた。独DAXや仏CAC40など取引前半は安く推移していたが、終盤になって急速に買いが厚くなりプラス圏で引けている。これは高く推移する米国株市場を横にらみに市場センチメントが改善したことによる。米株市場ではハイテク株を中心に買われる展開となり、主要株価指数が揃って上昇、ナスダック総合株価指数の上昇率は2.7%に達しNYダウの2倍超の上昇率となった。トランプ米大統領の中国に対する政策姿勢が軟化する傾向にあることで、過度な不安心理が後退している。現在の対中関税は145%と極めて高水準だが、早晩これが引き下げられるとの読みが働いている。エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株への買いが顕著でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率は5.6%に達した。また、この日の引け後に発表されたアルファベット<GOOGL>の決算は市場予想を上回る内容となり、時間外取引で株価を上昇させている。東京市場では米株高を受けリスク選好の動きが強まりそうだ。経済指標では取引開始前に発表される4月の都区部消費者物価指数(CPI)の内容が注目される。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比486ドル83セント高の4万93ドル40セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同457.993ポイント高の1万7166.043だった。

 日程面では、きょうは4月の都区部消費者物価指数(CPI)、3月の外食売上高、3月の全国百貨店売上高など。海外では3月の英小売売上高、4月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)など。

出所:MINKABU PRESS


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