外為サマリー:一時143円10銭台に上伸、日米財務相会合を無難通過で安心感


 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円06銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭程度のドル高・円安となっている。

 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円63銭前後と前日に比べ80銭強のドル安・円高で取引を終えた。低調な米経済指標を受けて一時142円28銭まで軟化したが、トランプ米大統領が「貿易を巡る中国との政府間交渉は進行中だ」と述べたことが伝わると下げ渋った。

 この日の東京市場は、日米財務相会合を無難に通過した安心感からドル買い・円売りが先行。ベッセント米財務長官と会談した加藤勝信財務相が記者会見で「米国から例えば為替水準の目標や、それに対する枠組みの話は全くなかった」と述べたことで、市場で懸念されていた円安是正を巡る警戒感が後退しているようだ。朝方に総務省が発表した4月の都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったことから円が買われる場面もあったが、ゴトー日(5のつく日と10のつく日)に伴う国内輸入企業など実需筋のドル買い需要が意識されやすいこともあり、ドル円相場は午前9時40分ごろに143円11銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1347ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円34銭前後と同10銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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