外為サマリー:米中摩擦の緩和期待から一時143円80銭まで上伸


 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円62銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円05銭程度のドル高・円安となっている。

 加藤勝信財務相は米国時間24日(日本時間25日)、ベッセント米財務長官との会談後の記者会見で「為替水準の目標や、それに対する管理する枠組みとか、そういった話はまったくなかった」と述べた。米国から円安是正が求められるとの警戒感が後退するなか、外為市場はドル買い・円売りが先行。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業など実需筋のドル買い需要が入りやすいこともドル円相場を押し上げる要因となった。朝方に総務省が発表した4月の都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったことで日銀の追加利上げを意識する向きもあったが、関係者の話として「中国政府は米国に対する125%の報復関税を巡り、米国からの一部輸入品を対象から除外することを検討している」ことが伝えられると米中貿易摩擦の緩和期待が台頭。投資家心理が一段と改善するなか、午後1時00分すぎには一時143円80銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1331ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円75銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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