28日の株式相場見通し=4日続伸か、3万6000円台回復が視野


 28日の東京株式市場は主力株などを中心に根強い買いが続き、日経平均株価は上値指向を維持し4日続伸となる可能性が高い。フシ目の3万6000円台を奪回できるかどうかが注目される。前週末の欧州株市場はドイツの主要株価指数であるDAXが4日続伸したのをはじめ総じて強調展開が続いた。また、米国株市場ではNYダウがマイナス圏で推移する時間帯が長かったものの、下値では押し目買い意欲が活発であり、引け際に小幅ながらプラス圏に浮上して取引を終えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、おおむね前の日の終値を上回る水準で売り物を吸収し、午後の取引で上げ幅を広げ、結局ダウを上回る上昇率で引けている。ダウ、ナスダック指数ともに4日続伸で、ナスダック指数の方は合計1500ポイントを超える上昇となり、率にして9.5%も水準を切り上げた。米中間の貿易摩擦に緩和の兆しが見えていることで、ハイテク株を中心にショート筋の買い戻しが続いている状況だ。東京市場でも、前週末の欧米株高を引き継ぎ、リスク選好の地合いが続きそうだ。トランプ米大統領が、日本との貿易交渉について合意に近づいているとの見方を示しており、関税を巡る投資家の過度な不安心理が後退していることが買いを後押ししそうだ。外国為替市場で一時1ドル=144円台近辺まで円安が進んでいることもポジティブ材料となる。ただ、今週は国内では日銀の金融政策決定会合が行われるほか、週末には4月の米雇用統計発表などを控えており、買い一巡後はやや様子見姿勢で上げ幅を縮小することも予想される。

 25日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比20ドル10セント高の4万113ドル50セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同216.896ポイント高の1万7382.939だった。

 日程面では、きょうは国内では目立ったイベントは見当たらないが、海外ではカナダの解散総選挙が行われる。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。