明日の為替相場見通し=日銀会合後の円安続くか


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀会合後に進んだ円安の流れが続くかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=143円80銭~145円10銭。

 日銀は1日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決め、同時に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)では経済成長率や物価の見通しを前回1月時点から下方修正した。植田和男総裁は夕方の記者会見で、今後の金融政策運営について「経済・物価の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げる」との考えを示したが、市場では追加利上げ時期の後ずれが意識されやすくなっており、日本時間夕方には一時144円70銭台まで円安・ドル高が進んだ。

 ただ、4月30日に発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値がマイナス成長となるなど、足もとで低調な米経済指標が相次いでいることから積極的にはドルを買いにくい。今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数や4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が弱い内容となり、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が改めて広がるようならドル売り圧力が強まるだろう。

出所:MINKABU PRESS


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