東京株式(大引け)=378円高と7日続伸、自動車など輸出関連株が買われる


 2日の東京株式市場で日経平均株価は7日続伸。為替の円安進行を受け、自動車など輸出関連株を中心に買われた。

 大引けの日経平均株価は前日比378円39銭高の3万6830円69銭。プライム市場の売買高概算は19億7112万株。売買代金概算は4兆7505億円となった。値上がり銘柄数は817と全体の約49%、値下がり銘柄数は766、変わらずは52銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは主力ハイテク株などが買われ83ドル高と8日続伸した。為替相場も円安が進行したことが好感され、日経平均株価は上昇してスタート。午前9時過ぎに1ドル=145円90銭台まで円安が進行するなか、自動車株や精密機器など輸出関連株が上昇。日経平均株価の上昇幅は一時500円を超え3万6970円台まで値を上げる場面があった。しかし、心理的な節目である3万7000円ラインに接近すると利益確定売りが優勢となった。この日の早朝に日米の第2回関税交渉が開かれ、赤沢亮正経済財政・再生相は「為替や安全保障は議論にならなかった」と述べたが、同交渉を通過したことで市場に安心感が広がった。東京市場は、ゴールデンウィーク中で明日から4連休となるほか、今晩は米4月雇用統計が発表されることから、後場に入りやや様子見姿勢も強まった。前日の日銀金融政策決定会合を経て追加利上げ観測が後退した銀行株は下落した。

 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、スズキ<7269.T>が高く、任天堂<7974.T>やソニーグループ<6758.T>、キーエンス<6861.T>、信越化学工業<4063.T>が買われた。ファーストリテイリング<9983.T>やキーエンス<6861.T>、サンリオ<8136.T>が上昇。HOYA<7741.T>やダイキン工業<6367.T>、アシックス<7936.T>が値を上げた。

 半面、ディスコ<6146.T>や東京エレクトロン<8035.T>が安く、三菱重工業<7011.T>や川崎重工業<7012.T>が軟調。伊藤忠商事<8001.T>や三菱商事<8058.T>が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が売られ、楽天銀行<5838.T>が急落した。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>やオリックス<8591.T>も下落した。

出所:MINKABU PRESS


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