<注目銘柄>=ヒトコムHD、エアポート・ホールセールが好調


 ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>は、4月7日の年初来安値813円を底に反発基調に転じており、業績拡大期待を背景に、3月21日につけた年初来高値1030円更新から更に上値を目指す動きへと向かいそうだ。

 同社は、1998年に家電量販店向け人材派遣会社としてスタートし、現在は家電、通信・モバイル、生鮮食料品、化粧品、ファッション、観光、空港、スポーツなど幅広い分野の営業支援やデジタル営業支援事業を展開している。4月14日に発表した2月中間期連結決算は、営業利益が12億7800万円(前年同期比0.3%増)と微増益となったが、第1四半期決算発表時に上方修正した修正値(10億4000万円)を上回って着地した。

 特に、中期経営計画の重点領域である「エアポート」と「ホールセール」が伸長していることに注目したい。エアポートでは、空港グランドハンドリング事業がランプ業務の新規拠点展開による新規受注が好調に推移したことに加えて、ホールセールでは、IPライセンスを活用した商品やインフルエンサーとのコラボ商品などの高付加価値商品の販売が好調に推移した。

 会社側では、空港グランドハンドリング事業における夏ダイヤに係る新規受託案件の受託開始時期の遅れなどを勘案し、25年8月期通期業績予想を営業利益で20億円から22億円(前期比40.2%増)に上方修正するにとどめたが、保守的な見通しとの見方が強い。エアポート、ホールセール領域の伸びしろや他の重点領域である「デジタル営業支援」「インバウンド・ツーリズム」の成長性を考慮すると、来期以降も業績拡大が期待できそうだ。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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