東京株式(大引け)=51円安、米株軟調と円高警戒で8日ぶり反落


 7日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均はプラス圏とマイナス圏を往来したが、引け際に売りが優勢となり反落した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比51円03銭安の3万6779円66銭と8日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は21億5494万株、売買代金概算は4兆9187億円。値上がり銘柄数は1035、対して値下がり銘柄数は550、変わらずは50銘柄だった。

 4連休明けとなったきょうの東京市場は様子見ムードのなか、日経平均株価は前週末終値近辺でのもみ合いとなったが、結局マイナス圏で着地した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに安く引けており、外国為替市場でも連休中にドル安・円高方向に振れていたことから、やや風向きが悪い中での取引となった。トランプ米政権が打ち出す高関税政策への警戒感が根強いほか、日本時間あす未明に明らかとなるFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を前に持ち高調整の売りも出やすい環境だった。しかし、米中の貿易問題を巡る閣僚級協議がスイスで開かれると伝わったことなどがポジティブに捉えられたもようで、思いのほか株価は底堅く、値上がり銘柄数が値下がりを上回り、TOPIXは9日続伸して引けている。

 個別では、売買代金トップのディスコ<6146.T>がしっかり、フジクラ<5803.T>も高く、三菱重工業<7011.T>も頑強な値動きだった。東京エレクトロン<8035.T>が買われたほか、日立製作所<6501.T>も値を上げた。三菱商事<8058.T>など商社株も買いを集めた。良品計画<7453.T>が活況高。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>が値上がり率トップとなり、ノジマ<7419.T>、矢作建設工業<1870.T>、TOA<6809.T>も値を飛ばした。TOKYO BASE<3415.T>、インフォマート<2492.T>も大きく水準を切り上げた。

 半面、川崎重工業<7012.T>が安く、ソニーグループ<6758.T>も軟調。信越化学工業<4063.T>、サンリオ<8136.T>などが売りに押され、ファーストリテイリング<9983.T>も下落した。トヨタ自動車<7203.T>も冴えない。マクニカホールディングス<3132.T>が急落、日本新薬<4516.T>、小野薬品工業<4528.T>、ペプチドリーム<4587.T>、エーザイ<4523.T>など薬品関連株への売りが目立っている。

出所:MINKABU PRESS


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