午前:債券サマリー 先物は大幅続落、長期金利は一時1.365%に上昇


 9日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅続落した。米英両国が貿易協定の締結で合意したことで、投資家のリスク許容度が上向き、安全資産とされる国債への売り圧力が高まった。

 米英両国に続き米中の2国間でも貿易協議が始まる見通し。中国に対する関税引き下げを巡る期待感も広がった。日本国内では政府・自民党が消費減税を実施することを見送る方向で調整に入ったと報じられた。国債の増発リスクが低下したとの受け止めは、円債相場をサポートする要因となり、先物は朝安後に下げ渋る展開となった。

 朝方発表の3月の毎月勤労統計は、実質賃金が前年同月比2.1%減となった。帰属家賃を含めた新たな算出方式では同1.5%減だった。円債相場の反応は限定的だった。

 先物6月限は前営業日比37銭安の140円25銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント高い1.360%で推移。一時1.365%まで上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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