午前:債券サマリー 先物は続落、米中協議の進展期待で売り優勢


 12日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。米中貿易協議の進展期待を背景に投資家心理が上向くなか、相対的に安全な資産とされる債券は売りが出やすかった。

 トランプ関税への対応を巡り米中両政府がスイスで開いた初の閣僚級協議が現地時間11日午後(日本時間12日未明)に終了し、ベッセント米財務長官が米メディアなどに「確かな進展があった」と述べたことで、両国の緊張関係が緩和に向かうとの見方が広がった。加えて、8日に実施された10年債入札が低調な結果だったことが尾を引くなか、あすの30年債入札に対する警戒感もあり、債券先物は一時139円86銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったが、きょう公表される米中協議の詳細を見極めたいとして戻りは鈍かった。

 午前11時の先物6月限の終値は、前週末比43銭安の139円92銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.400%と約1カ月ぶりの高水準をつけ、その後は前週末に比べて0.035%高い1.395%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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