丸一管が急反発、26年3月期は47%営業増益で3円増配を予想、300万株を上限とする自社株買いも発表


 丸一鋼管<5463.T>が急反発し年初来高値を更新している。前週末9日の取引終了後に発表した26年3月期連結業績予想で、売上高2639億円(前期比0.9%増)、営業利益336億円(同46.6%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想を前期比3円増の134円としたことが好感されている。

 国内の販売状況は引き続き厳しいものの、コスト上昇分の製品販価への転嫁と値下がり分の値戻しに継続して取り組むほか、営業・生産・間接部門の効率化などの生産性向上に取り組むことで単独事業の収益改善を見込む。また、米国4社の販売数量2ケタ伸長を見込んでおり、レビット社を中心に増益に寄与する見通し。なお、純利益は前期に計上した有価証券売却益が剥落することから234億円(同13.4%減)を見込む。

 25年3月期決算は、売上高2616億4900万円(前の期比3.6%減)、営業利益229億1800万円(同34.2%減)、純利益270億3300万円(同3.5%増)だった。丸一管単独の販売数量の減少やコストアップによるトン当たり製造コストの負担増、更に米国の販売数量減少やスプレッドの悪化などが利益を圧迫した。

 同時に、上限を300万株(発行済み株数の3.92%)、または120億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は6月23日から来年3月31日までで、市場買い付けのほか、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNet-3)による買い付けを行うとしている。

出所:MINKABU PRESS


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