東京株式(大引け)=539円高、米株高に追随しリスクオン続く


 13日の東京株式市場は主力株に買いが集まり全体指数を押し上げる展開となった。前日の米株高でリスク選好の地合いが続き、日経平均は500円超上昇した。TOPIXは13連騰となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比539円00銭高の3万8183円26銭と大幅高で4日続伸。プライム市場の売買高概算は24億9172万株、売買代金概算は6兆169億円。値上がり銘柄数は734、対して値下がり銘柄数は849、変わらずは50銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方から主力株中心に投資資金が流入し日経平均が続急伸、上げ幅は一時800円を超える場面があった。米中間の関税協議の進展を背景に前日の米国株市場ではNYダウが1100ドルを超える大幅高となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4%を超える急騰で上昇率はダウを上回った。米株高に加え、朝方はドル・円相場も1ドル=148円台まで円安が進んでおり追い風材料となった。日経平均は朝方に800円超の大幅高で3万8000円大台ラインを突破した。ただ、朝高後は短期筋の利益確定売りが上値を押さえる展開に。3万8500円近辺で弾き返され、その後は3万8000円台前半でもみ合う展開に移行した。もっとも主力株の一角が買われたものの、利食われる銘柄も相次ぎ、大引け時点では値下がり銘柄数が値上がり数を上回った。売買代金は6兆円台と高水準。

 個別では、売買代金トップとなった川崎重工業<7012.T>が高く、ディスコ<6146.T>が堅調、東京エレクトロン<8035.T>の上げ足も目立った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも上昇した。任天堂<7974.T>が堅調、リクルートホールディングス<6098.T>が大きく買われ、商船三井<9104.T>も人気となった。ミマキエンジニアリング<6638.T>が値上がり率トップ、三井E&S<7003.T>も急騰した。楽天銀行<5838.T>、高周波熱錬<5976.T>、日新<9066.T>はストップ高。古河電気工業<5801.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。

 半面、フジクラ<5803.T>が利食われ、三菱重工業<7011.T>も冴えない。アドバンテスト<6857.T>も利益確定売りが表面化し値を下げた。ディー・エヌ・エー<2432.T>も軟調、住友ファーマ<4506.T>の下げも目立つ。AZ-COM丸和ホールディングス<9090.T>が値下がり率トップに売り込まれ、MIRARTHホールディングス<8897.T>、シャープ<6753.T>も急落した。京王電鉄<9008.T>、不二製油<2607.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS


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