東京株式(大引け)=55円安、米ハイテク株高も朝高後は利益確定の動き優勢に


 14日の東京株式市場は、朝方は前日の米ハイテク株高を受けてリスク選好でスタートしたものの買いが続かなかった。また、前日まで13連騰を記録していたTOPIXも下落した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比55円13銭安の3万8128円13銭と5日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は22億6098万株、売買代金概算は5兆4483億円。値上がり銘柄数は570、対して値下がり銘柄数は1033、変わらずは30銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方こそ日経平均がプラス圏でスタートしたが、その後はすぐに値を消す展開となった。前日の欧州株市場では独DAXが連日で史上最高値を更新したほか、米国株市場でもNYダウは構成銘柄の一角が暴落したことで安くなったものの、ハイテク株中心に物色意欲は旺盛、ナスダック指数は5日続伸しフシ目の1万9000台を回復した。エヌビディア<NVDA>が大きく買われたのをはじめ半導体セクターの上昇が目立ち、東京市場でもこの流れを引き継いで同関連株への買いが活発だった。ただ、日経平均は朝高後に値を消しマイナス圏に。外国為替市場でドル安・円高方向に振れたこともあって、自動車セクターへの売りを誘発し市場センチメントを冷やしている。後場は下げ渋ったものの、値下がり銘柄が1000を超え全体の63%を占めた。一方、売買代金は前日に続いて高水準だった。

 個別では、売買代金で群を抜いたディスコ<6146.T>が急騰したほか、アドバンテスト<6857.T>も商いを伴い大きく水準を切り上げた。フジクラ<5803.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>、IHI<7013.T>なども買いを集めた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも強い動き。ブイ・テクノロジー<7717.T>、グンゼ<3002.T>がストップ高に買われ、三井松島ホールディングス<1518.T>も値幅制限いっぱいに買われた。ネクソン<3659.T>が急騰、第一工業製薬<4461.T>も大幅高、日本道路<1884.T>も値を飛ばした。

 半面、川崎重工業<7012.T>が安く、サンリオ<8136.T>も売りが優勢だった。トヨタ自動車<7203.T>が下落、任天堂<7974.T>、ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。ニトリホールディングス<9843.T>も安い。日本CMK<6958.T>、シップヘルスケアホールディングス<3360.T>が急落、ロート製薬<4527.T>、サワイグループホールディングス<4887.T>も大きく下値を探った。メニコン<7780.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS


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