<動意株・14日>(前引け)=日本アビオ、オキサイド、エフテック


 日本アビオニクス<6946.T>=高値圏もみ合いから飛翔。時価はバブル期の1990年以来約35年ぶりの高値圏に突入している。防衛・産業用機器メーカーで、防衛装備品ではレーダー装置などをはじめとする電子機器など陸・海・空の自衛隊向けで実績が高い。日本では防衛予算枠の拡大を背景に同関連株への注目度が高まっているが、同社は防衛業界の双璧であるNEC<6701.T>と三菱重工業<7011.T>を主要販売先とし、株式市場でもここにきて頭角を現している。13日取引終了後に発表した25年3月期決算で営業利益は前の期比28%増の27億9600万円と大幅な伸びを達成。更に26年3月期についても同利益は前期比14%増の32億円予想と2ケタ成長が続く見通しだ。年間配当も前期実績に4円上乗せとなる10円を計画している。好決算発表を受け改めて物色人気が高まった。

 オキサイド<6521.T>=戻り足鮮明。株価はきょうで4連騰となり上げ幅も拡大。一時68円高の1381円まで上値を伸ばした。株価は2023年2月以降長期下落トレンドにあったが、直近26週移動平均線を9カ月半ぶりに上回り、大底圏離脱の動きを示唆している。光学分野における酸化物単結晶やレーザー光源、光デバイス開発などで独自技術を有するニッチトップだが、26年2月期は営業利益が前期比3.2倍の4億900万円予想と回復色を強める。量子コンピューターの通信で必須となる中継器向け光関連デバイスなども手掛けており、米国で昨年末来、量子コンピューター分野が投資テーマ対象として注目されるなか、同社にも思惑買いが向かう可能性がある。米国では今月8日、量子コンピューティングシステムの開発を手掛けるD―ウェイブクアンタム<QBTS>が、四半期決算発表を契機に50%高に買われ話題となった経緯がある。

 エフテック<7212.T>=急上昇で新高値。ホンダ系列の自動車部品メーカーで足回り部品を手掛けるが、足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。13日取引終了後に発表した25年3月期決算は、営業利益が前の期比48%増の54億8100万円と従来計画から10億円あまり上振れしての着地となった。北米向けが好調なほか、製品価格の引き上げ効果なども収益押し上げに反映されている。また、26年3月期についても営業利益は前期比46%増の80億円見通しと大幅な伸びを予想している。PBRが前日終値ベースで0.2倍未満と超割安圏にあり、好決算発表を受けて水準訂正期待の買いが集中した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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