午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利1.450%に上昇


 14日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発した。前日に大きく下落した反動で押し目買いが入った。米長期金利の上昇(債券価格の下落)が一服したことも円債相場の支援材料となった。

 日銀がこの日、実施した定例の国債買い入れオペは3本で、「残存期間1年超3年以下」と「同5年超10年以下」の応札倍率は3倍台となった。もっとも、オペの結果に対する円債相場の反応は限定的なものとなった。午後は持ち高調整を目的とした売買が主体となり方向感を欠く展開だった。

 米中両国の緊張緩和によるリスク選好ムードが一巡し、14日の東京市場で日経平均株価は一時3万8000円を下回る場面があった。株高の一服は円債相場のサポート要因となった半面、日銀の利上げ観測がくすぶるなかで買い上がる姿勢は広がりにくく、上値を圧迫する要因となった。

 先物6月限は前営業日比7銭高の139円46銭で取引を終えた。新発10年債利回りは1.450%と、前営業日比0.015ポイント高い水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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