外為サマリー:145円台前半で推移、円安是正への警戒感から戻り限定的


 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=145円22銭前後と前日の午後5時時点に比べて65銭程度のドル安・円高となっている。

 15日に発表された4月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受け、同日の米長期金利が低下したことからドル売り・円買いが入りやすかった。この日の朝方に内閣府が発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が4四半期ぶりのマイナス成長となったことを背景に円売り・ドル買いが流入する場面もあったが、国内の総合的な物価動向を示すGDPデフレーターの前年同期比での伸びは拡大しており、日銀の利上げが意識されるにつれドル円相場は再び軟化。前日の安値145円42銭を割り込むと下げに拍車がかかり、午前10時10分ごろには144円97銭まで下押した。その後は下げ渋る動きとなったものの、来週にも開催が検討されている日米財務相会談で円安是正が議論される可能性があることから戻りは限定的で、午後は概ね145円台前半で推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1216ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円88銭前後と同50銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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