外為サマリー:一時144円80銭台に軟化、米格下げなどが影響


 19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円91銭前後と前週末の午後5時時点に比べて30銭強のドル安・円高となっている。

 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円70銭前後と前日に比べ3銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ミシガン大学が5月の消費者態度指数(速報値)とあわせて公表した1年先の予想インフレ率が7.3%と前月の6.5%から一段と上昇したことを手掛かりに一時146円10銭まで上伸したが、ムーディーズが米国の信用格付けを引き下げたことが影響するかたちで伸び悩んだ。

 この流れを引き継いだ東京市場は軟調な展開。ドル安・米債券安・米株安の「トリプル安」が再燃するリスクが警戒されているようだ。朝方のドル売り・円買いが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、今週の実施が見込まれる日米財務相会談で円安是正が求められる可能性があり、積極的には円を売りにくいことから戻りは限定的。日経平均株価の下落もあってリスク回避的なドル売り・円買いが入りやすく、午前9時50分すぎには144円80銭台まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1197ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円26銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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