米外為市場サマリー:一時146円10銭まで上伸するも伸び悩む


 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円70銭前後と前日と比べて3銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円64銭前後と同30銭強のユーロ安・円高だった。

 この日の日本時間夕方にドル円相場は一時144円92銭まで軟化したが、海外市場では週末を控えた持ち高調整のドル買い・円売りが優勢となった。ミシガン大学が5月の消費者態度指数(速報値)とあわせて公表した1年先の予想インフレ率が7.3%と前月の6.5%から一段と上昇したことが分かると、米利下げ観測の後退から米長期金利が上昇するとともに日米の金利差拡大を意識したドル買い・円売りが流入。同日に日本の内閣府が公表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が4四半期ぶりのマイナス成長となったことで円が売られやすいこともあり、ドル円相場は146円10銭まで上伸する場面があった。ただ、来週にも開催が検討されている日米財務相会談で円安是正が議論される可能性があることから一段の上値追いには慎重姿勢。大手格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを最上位の「Aaa(トリプルA相当)」から「Aa1(ダブルAプラス相当)」に引き下げたことも重荷となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1163ドル前後と前日に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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