外為サマリー:144円30銭台に下落、20年債入札不調で国内金利上昇


 20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて46銭程度のドル安・円高となっている。

 加藤勝信財務相が閣議後の記者会見で、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議において、ベッセント米財務長官と会談することで調整していると明らかにした。日米財務相会談の可能性に市場の関心が向かうなかで、オーストラリア準備銀行は市場のコンセンサス通り、0.25%の利下げを決定した。経済成長率見通しを引き下げた中央銀行の声明文について、ハト派的との受け止めがあり、豪ドルが大きく値を下げて円を押し上げた。更に、日本の財務省が実施した20年債入札の結果が不調となったことを受けて、国内金利が上昇。日米金利差が縮小するとの見方も、ドル売り・円買いを誘う形となった。もっともこの日は為替決済が集中する「5・10日(ごとおび)」とあって、実需筋によるドル買いの動きが意識され、午前中にドル円は一時1ドル=145円50銭台まで上昇する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1254ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0016ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円50銭弱と同28銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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