午前:債券サマリー 先物は続落、米金利の騰勢を受け売り優勢


 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。前日に米長期金利が4.60%と、2月中旬以来3カ月ぶりの高水準をつけたことが国内債の売りにつながった。

 米金利の騰勢はトランプ米政権の減税政策が米財政収支を悪化させるとの懸念に加え、21日に実施された米20年債入札の結果が低調と受け止められたことが背景。同日の米市場で債券の売り圧力が強まった流れが東京市場に波及するかたちで、債券先物は寄り付き直後に一時138円66銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったものの、7月の参院選に向けて拡張的な財政政策が打ち出されれば国債増発につながるとの警戒感がくすぶっていることから戻りは限定的だった。なお、きょうは財務省による10年物価連動債の入札が行われる。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比30銭安の138円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.550%と約2カ月ぶりの水準をつけ、その後は前日に比べて0.030%高い1.545%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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