外為サマリー:143円台後半で推移、日銀の追加利上げなどを意識


 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円87銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭強のドル高・円安となっている。

 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円01銭前後と前日に比べ30銭強のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された米経済指標が景気の底堅さを示す内容だったことに加え、米長期金利が低下するなど米資産離れの動きが一服したことを手掛かりに一時144円33銭まで上伸した。

 ただ、この日の東京市場のドル円相場は上値の重い展開で、143円台後半での推移となっている。トランプ米政権の減税政策により財政収支が悪化するとの懸念がくすぶっているほか、赤沢亮正経済再生担当相が3回目の関税交渉のため23~25日の日程で訪米することから積極的には動きにくい様子。また、総務省が朝方発表した4月の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除く総合の伸びが2カ月連続で拡大したことから日銀の追加利上げが意識されやすい面もあるようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1297ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円52銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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