午前:債券サマリー 先物は続伸、米債券高の流れ引き継ぐ


 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。トランプ関税を巡る不透明感を背景に、前週末の米長期債相場が上昇(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。

 トランプ米大統領は23日、自身のSNSに「「欧州連合(EU)が米国との貿易交渉で譲歩しなければ、6月1日から50%の関税を課すべきだ」と投稿。投資家のリスク回避姿勢が強まるなか同日の米長期金利が低下し、これを手掛かりとした買いが国内債に先行した。ただ、トランプ氏は25日に行ったEUのフォンデアライエン欧州委員長との電話協議を受け、EUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延期すると表明しており、債券先物は朝方に139円04銭をつけたあとは上昇一服。日経平均株価が続伸したことも重荷で、午前10時45分すぎには138円81銭まで伸び悩んだ。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。

 午前11時の先物6月限の終値は、前週末比14銭高の138円88銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて0.005%高い1.530%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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