午後:債券サマリー 先物は続伸、流動性供給入札の結果は強め


 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。トランプ関税を巡る不透明感に加え、この日に財務省が実施した流動性供給入札が強めの結果となったことが買い手掛かりとなった。

 トランプ米大統領は23日、自身のSNSに「欧州連合(EU)が米国との貿易交渉で譲歩しなければ、6月1日から50%の関税を課すべきだ」と投稿。同日の米市場では投資家のリスク回避姿勢が強まり、米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。ただ、トランプ氏は25日に行ったEUのフォンデアライエン欧州委員長との電話協議を受け、EUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延期すると表明しており、債券先物は朝方で買いが一巡。日経平均株価が続伸したことも上値の重さにつながった。とはいえ、流動性供給入札の応札倍率が3.06倍と前回の2.39倍を上回ったことが分かると再び買いが流入。債券需給の引き締まりが意識されるなか、先物は午後1時10分すぎに139円16銭をつける場面があった。

 先物6月限の終値は、前週末比36銭高の139円10銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末に比べて0.010%低い1.515%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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