外為サマリー:一時143円40銭台に上伸、超長期債の減額観測で国内金利が低下


 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円26銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭弱のドル高・円安となっている。

 午後1時ごろに、日本経済新聞電子版が「財務省が6月20日に債券市場参加者を集めた国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー、PD)会合を開くことが分かった」と報じた。超長期債の金利が上昇していることなどを議論するとみられるという。超長期債の発行計画が減額修正されるとの思惑から、国内金利が低下した。これを受け、日米の金利差が拡大するとの見方が広がり、ドル買い・円売りを誘発。ドル円相場は午後に一時1ドル=143円40銭台まで上昇した。

 朝方に日銀の植田和男総裁が、日銀金融研究所主催の「2025年国際コンファランス」であいさつを行った。このなかで物価安定目標に関し、「過去30年間のどの時点よりもそれに近づいている」と発言したことを背景に、日銀の利上げ観測が台頭。ドル円相場は午前中、一時1ドル=142円10銭近辺まで下落する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1378ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円01銭近辺と同30銭弱のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS


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