午前:債券サマリー 先物は続伸、朝高後は日銀利上げを意識した売りに押される


 27日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。前日の好地合いを引き継ぐかたちで始まったが、朝方の買い一巡後は日銀の追加利上げを意識した売りに押される展開となった。

 前日に財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が需給の引き締まりを示す結果となったことを手掛かりとした買いが続き、債券先物は寄り付き直後に一時139円44銭をつけた。ただ、前日の米市場がメモリアルデーのため休場で、新たな手掛かり材料に乏しいことから買いは続かず。この日に日銀が開いた国際コンファランスで、植田和男総裁が「経済・物価の中心的な見通しが実現していけば、2%の物価安定目標の持続的な達成に向けて利上げを継続する」と述べたことが伝わると伸び悩み、先物は下げに転じる場面があった。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比8銭高の139円18銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.020%低い1.485%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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