米外為市場サマリー:米金利上昇を手掛かりに一時145円00銭台に上伸


 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円84銭前後と前日と比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円55銭前後と同1銭程度のユーロ高・円安とほぼ横ばいだった。

 前日に米調査会社コンファレンス・ボードが発表した5月の米消費者信頼感指数が急回復したことなどを背景に、米景気減速への過度な懸念が和らぐなかドル買い・円売りが先行した。持ち高調整の動きなどから米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時145円08銭まで上伸した。ただ、その後は米主要株価指数の下落が重荷となるかたちでドルは上げ一服。米連邦準備理事会(FRB)が公表した5月6~7日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、「経済成長と労働市場はなお堅調で、現在の金融政策がやや引き締め的であることを踏まえると、委員会としてはインフレと経済活動の見通しがより明確になるのを待つ状況が整っているとの認識で参加者は一致した」という記述があったが、目新しさに欠けるとの見方から相場への影響は特にみられなかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1292ドル前後と前日に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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