外為サマリー:一時143円50銭台に軟化、米中交渉難航や日銀利上げを意識


 30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円77銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円50銭程度のドル安・円高となっている。

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円21銭前後と前日に比べ60銭強のドル安・円高で取引を終えた。米関税政策の先行き不透明感に加え、同日発表の米経済指標が低調だったことから一時143円96銭まで軟化した。

 この流れを引き継いだ東京市場は、前日に米長期金利が低下したこともあってドル売り・円買いが先行。また、ロイター通信などが「ベッセント米財務長官は29日、中国との貿易交渉がやや行き詰まっていると述べた」と報じ、米中交渉が難航していることもドルの重荷となっているようだ。総務省が朝方発表した5月の東京都区部消費者物価指数で、変動の大きい生鮮食品を除く総合の伸びが3カ月連続で拡大し、日銀の追加利上げが意識されやすいこともあり、ドル円相場は午前9時00分ごろには143円58銭まで下押す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1372ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円50銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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