外為サマリー:143円台後半で推移、米PCE発表控え模様眺め


 30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円83銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円40銭強のドル安・円高となっている。

 米関税政策を巡る不透明感に加え、29日に発表された米経済指標が低調だったことからドル円相場は軟調にスタート。この日の朝方にロイター通信などが「ベッセント米財務長官は29日、中国との貿易交渉がやや行き詰まっていると述べた」と報じたことや、総務省が朝方発表した5月の東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったこともドル売り・円買いにつながった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が「トランプ米政権が150日間にわたり最大15%の関税を適用できる文言を含む現行法に基づき、世界の大半の国に暫定的に関税を課すことを検討している」と報じたことが伝えられるとドル売りがかさみ、午前10時20分ごろには143円44銭まで下押す場面があった。その後は下げ渋る動きとなったが、日経平均株価が反落するなど投資家がリスク回避姿勢を強めていることから戻りは限定的。日本時間今晩に発表される4月の米個人消費支出(PCE)を控えて模様眺めムードが広がるなか、午後は概ね143円台後半で推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1351ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0075ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円25銭前後と同55銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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