外為サマリー:143円50銭台に軟化、米中緊張や米関税政策を巡る不透明感で


 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円54銭前後と前週末の午後5時時点に比べて50銭程度のドル安・円高となっている。

 5月30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円02銭前後と前日に比べ20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米大統領が自身のSNSに「中国が我々との合意を完全に破っている」と投稿し、米中関係の悪化が懸念されるなか一時143円40銭台まで軟化した。

 この日の東京市場もドル売り・円買いが優勢となっている。ヘグセス米国防長官は5月31日、アジア安全保障会議「シャングリラ対話」で中国による台湾侵攻への対応の必要性に言及し、中国側が強く反発していることから投資家のリスク回避姿勢が強まっているもよう。また、トランプ氏が30日に「海外から輸入する鉄鋼・アルミニウム製品にかける追加関税を50%に引き上げる」と表明するなど米関税政策を巡る不透明感なども影響し、ドル円相場は午前9時10分ごろには143円50銭台まで押された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1368ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円18銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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